2016・6・1(水) 水無月スタート

 今日から水無月。緑の環境クラブが三田市立有馬富士森林公園内で「森林・山村多面的機能発揮対策交付金事業」の採択を受けて取り組んでいる里山保全活動は、ネザサ密集地の処理が終わってこの日からうっそうと木々が茂る森の中へ移りました。
 アカマツ林にソヨゴやヒサカキ、イヌツゲなどが生存を競い、サルトリイバラやフジが高くツルを伸ばして地上への日差しはほとんどありません。作業は常緑樹を中心に伐採して空間を広げていきます。
 今の時期、山ではウグイスとホトトギスが競い合うように鳴き声を響かせています。そういえば、ホトトギスは「托卵」といって自分で子育てはせず、ウグイスの巣に産卵して子供を育ててもらうそうです。孵化したホトトギスのひなはすぐに、巣の中にあるウグイスの卵を巣から押し出して落としてしまい、ウグイスの親が運ぶえさを独り占めしてぬくぬくと育つのです。一度そうした巣を見てみたいのですが、まだ機会はありません。                                 (鷺)

(ソヨゴの株立ちを処理)
(ミヤマガマズミがみずみずしい実を)
(ヤマウルシの実。かぶれそう)