2016・11・4(金) 里山学習体験への協力

 4日は緑の環境クラブの定例活動日ではありませんでしたが、三田市立松が丘小学校の環境学習に協力して、子供たちと一緒に学校周辺を歩き、地域社会の成り立ちと現状を学びました。緑の環境クラブは松が丘小の環境学習を10年近くお手伝いしています。きょうはそのプレビューです。
 4年生の児童17人を対象に、まず座学です。黒木副代表が「きょう地球温暖化対策の新しい国際ルールを決めるパリ協定がスタートした」と炭酸ガス削減に触れながら、炭酸ガスを吸収する緑の樹木が果たす役割を説明。里山を手入れすることが、地球温暖化防止に役立つことをわかりやすく話した。
 この後、児童らはヘルメットをかぶって学校周辺の里山や畑、水田などを巡った。里山の木々の落ち葉が腐って植物の栄養になることや、雨水が集まってため池に流れ下流の水田をうるおして稲作に生きていることなどを学んだ。途中、学習林でシイタケのホダギを見つけ、少し出ていたシイタケを採集もした。
 この日の学習を踏まえて、今月下旬には実際に学校林で里山保全作業に取り組む予定だ。ハサミとノコギリを使い、ネザサを刈り常緑樹を伐採して整備することで、森林環境ひいては地球温暖化につながる現状を学ぶ。私たちは少しでも子供たちの学びに役立てれば、と願う。   (鷺)
 (パリ協定がきょう発効したと地球環境を学ぶ) 
 
(学校林で里山の活動を学ぶ)