雨上がりの曇り空の中で、今日は3名での山作業でした。少人数ながら、安全に気をつけて暴風で倒れた登山道脇の松の架かり木等を処分しました。
3年前の台風だったでしょうか?このエリアの高木がたくさん
暴風雨でなぎ倒されました。一番被害が大きかったエリアです。
未だに高所に架かり木になった大木が残っています。今日は一発
奮起、大きな倒木にロープを掛けて道路側に引っ張り出します。
落ちてきた倒木の根元にロープを掛けて、引きずり倒します。
何とか地面近くに落とせました。これから細断です。
写真では分かり難いですが、コバノミツバツツジの新芽がふくらんで
きています。有馬富士森林公園ももうすぐ新緑の春です。それまでもう
少し整備作業を進めましょう。 。
黄色のチェーンゲートの近くでヤブツバキが咲いていました。
(写真:ウッチー)
木器窯で 集積していた枯松を木器窯の田中さんに燃料として活用して頂く為に運び込みました。ところが枯松の伐採した切り口から上の50cmぐらいの幹に、たくさんの線虫が巣食っていました。これが松枯れの原因になっていたと思われます。
枯松の切断面です。 白い線虫に食われた導管の部分は、黒く変色しており、
窯の燃料としては高温に達しないため、使い物にならないそうです。せいぜい
家庭用の薪として転用できる程度だそうです。 。
ここ3~4年間に100本を超える枯松・倒木を伐採処理してきましたが本当にもったいない気持ちになります。何とかならないものかといつも気持ちが落ち込みます。このままでは、有馬富士公園・有馬富士森林公園の財産である大切な松の木はどんどん減少していく事と思います。三田市の有馬富士エリアは、以前はアカマツ林のエリアでマツタケもたくさん収穫出来たそうです。ボランティアの私達で松枯れを防ぐ名案・対策はないのでしょうか?根元から2メートルくらいの高さまで松くい虫の嫌がる薬剤(人や昆虫・農作物には無害)が有れば、それを噴霧して被害の拡大を防ぐ事は出来ないのでしょうか?害のない理想的な薬剤が有れば良いのですが・・・・・。 (写真:モリちゃん (アベマキ 記))