2021.10.23(土)北摂里山大学 植生管理実習の支援

 今朝は11月の寒さを思い出させるようなひんやりとした秋の天気でした。朝9時30分から県立有馬富士公園で、服部学長の指導の下、「北摂里山大学 植生管理実習」が開催されました。緑の環境クラブは、3班に分かれて、7名のスタッフでその実習の支援です。

パークセンターの多目的ホールで、服部学長の挨拶と説明、
緑の環境クラブの北田代表から「里山」の話が有りました。
今から、調査エリア(10メートル×10メートル)内のササや常緑樹を
伐採除去します。伐採した常緑樹等を集積する為の杭を打ち込みました。
昼食に向かう途中、イロハモミジについての説明です。
モミジとカエデは、同じ樹木との事でした。
常緑樹のイヌツゲを伐採しています。 調査地エリア内のササ・
イヌツゲ・ヒサカキ・アラカシ・ヒイラギ・ソヨゴ等を順次伐採
除去しながら、その数量をカウント・記録していきます。陽射しが
林床に届くようにして、5年後・10年後にこの調査エリアがどの
様な植生に育つのか調査したいと思います。         .
ヒサカキの黒い実を潰してみました。黒色ではなく、
濃紺のインク色になりました。
ソヨゴの葉にライターの火を当ててみました。 その
熱で葉っぱの蝋成分が溶けて、環状に黒く広がります。
立派なマンサクの紅葉した葉っぱです。
高さ7~8メートルの株立ちのマンサクの木です。
この高さまで育つのは、珍しいとのお話しでした。
大切に保護したいので、黄色テープで目印を付けました。
伐採した常緑樹等を集積したところです。
作業後のアフターの写真です。 ササや常緑樹を除去したので、
スッキリしました。これだったら、陽差しも林床に届きますね。
3班では、ソヨゴの樹木に「環状剝皮」を施していました。数年後に
うまく枯れてくれるでしょうか?        (アベマキ 記)