有馬富士公園では小雨のぱらつく天気の下、北摂里山大学「植生管理」の講義と体験学習が有りました。受講生約30名・講師4名・スタッフ等10名:総勢約44名のメンバーでした。緑の環境クラブは、講師・スタッフとして7名のメンバーで学習支援にあたりました。
午前中は9時30分から、緑の環境クラブ北田代表の「緑の環境クラブの
取り組みについて・里山について」の講義から始まりました。
服部学長の「植生調査のまとめ」が有りました。
これは毒性分の有る「アセビ(馬酔木)」です・・・。
受講生の皆さんは熱心にメモを取っておられました。
服部学長が北摂里山大学学習林に着いて、アセビやソヨゴの
説明をされました。ヤマナラシの説明も有りました。
刈り取った樹木の枝葉を集積する為に杭を打ちます。
ソヨゴを伐採しています。「ノコギリの追い口の位置は、受け口の・・・・・・。
そうそう、そこの位置でノコギリ歯を水平に保って・・・・・その調子です。」
これからこのエリアの「種別刈り取り」をします。刈り取った本数を
報告して下さい。次にソヨゴの「種別刈り取り」を始めます。
ソヨゴの幼木を種別刈り取りしています。ここの場所はソヨゴが
たくさん芽吹いていました。「7本・8本・・・全部で23本です。」
刈り取ったソヨゴやヒサカキの常緑樹を集積していきます。
集積しながら、斜面地の谷側に縦杭に沿わせて、横木を積み上げます。
集積した枝葉の山に重しを置きます。早く山土に帰るように・・・。
作業を終えた10m✖10mのエリアです。 笹や常緑樹が
適度に間伐され、これだったら太陽光が林床に届きそうです。
体験学習が終了した時点で、緑の環境クラブは一応挨拶をして、学習林の
出入り口で、受講生とはお別れです。「今日は小雨の中、お疲れ様でした。
・・・里山管理の一端を体験して頂けたのではないでしょうか?・・・・
緑の環境クラブは、この有馬富士公園福島大池と有馬富士山頂の中間点の
エリアで普段活動をしています。・・・・受講生の皆さんのOBもたくさん
会員になって活躍してくれています。・・・・ぜひ、自然・里山が大好きな
方は、緑の環境クラブに加入なさって下さい・・・・。 ・
(写真:北摂里山博物館運営協議会・イーサン・アベマキ 文:アベマキ)